Kのhimaブログ

暇人が気まぐれに語ります。

必見科学動画紹介:「雲の神秘」

前回紹介した記事には、「宇宙気候学」という言葉とともに「スベンスマルク」という科学者の名が出てきましたね。
そこで検索してみると、スベンスマルク博士に関する面白い動画が見つかりました。
今回はその動画、スベンスマルクと共同研究者達の苦闘を追ったドキュメンタリー
「スベンスマルク-雲の神秘」を紹介します。


動画は6つの部分(1/6~6/6)に分けられています。


https://www.youtube.com/watch?v=w_NAeLFLnsY
「スベンスマルク-雲の神秘(1/6)HV版-(スベンスマーク)」


↑この(1/6)から関連動画を辿っていけばたぶん最後まで見れると思いますが、
念のために(2/6)以下へもリンクを張っておきます。


https://www.youtube.com/watch?v=FJiYi5WzrLU
https://www.youtube.com/watch?v=cfCHrxQkQs0
https://www.youtube.com/watch?v=njca-UzAlHE
https://www.youtube.com/watch?v=NdZzanW7yT4
https://www.youtube.com/watch?v=lNvJF8uR-hc


日本語字幕をつけてアップロードしてくださった方、ありがとうございます。


今回も動画の内容を、画像と字幕の引用で、ちょっとだけ紹介します。


この方が、ヘンリク・スベンスマーク博士です。

2005年、私たちは現実に発見しました


太陽と宇宙が地球の気候を決定している

という科学的エビデンスです


しかし、なんらかの理由で

どの科学論文雑誌も

この内容を発表したがりませんでした


おれが一番印象に残ったのは、銀河について述べた次の部分です。

調べてみると「スパイラル・アーム」には、「渦巻腕(うずまきうで)」、「渦状腕(かじょうわん)」という訳語があるようです。

ちょっと問題なのはここです。
「宇宙年」という言葉は、検索してもあまり見当たりません。
しかしWikipediaには、「銀河年(Galactic year)」の項があります。
それに、「太陽系全体はこの宇宙を約2億5千万年で公転します」という言い方には違和感がありますね。
「宇宙」ではなく「(我々の)銀河系」と言うべきではないでしょうか。
そしてもう一つ、「小さな入り江」というのが怪しく感じます。
この画像の感じからして、「小さな腕」なのでは?
(「オリオン腕」ですね)
そこで書き取った字幕を勝手ながら書きかえさせてもらうと、
次のようになります。

太陽系は渦状碗を出入りしながら移動します

渦状碗とそのエリアは新しい星があるエリアで

またそれら新しい星の中には重い星も存在し

それは短命で爆発して超新星となります


渦状碗の中に移動する時には

宇宙線が多くなる事を意味します


我々の銀河系を真上から見たとしますと

4本の渦状碗があります

……

私達は今はこの位置、小さな腕に位置しています

地球は太陽を1年に1度公転しますが

太陽系全体はこの銀河系を約2億5千万年で公転します

これを1銀河年と言います


そして約1億5千万年ごとに私たちは渦状碗を通過します

その時には5度や10度は寒冷化するのです


そして渦状碗の外にいる時には温かいのです


地球は現在この小さなエリアにいて

寒い目の気候を体験しているのです


私達が渦状碗に突入する時には

地球に降り注ぐ宇宙線がより多くなり

それは大気中のイオン化を増長し

雲の凝結核を増加させ、故に低空の雲が多くなり

それを正確に言えば広くカバーする低空の雲となり

太陽光をより反射させ、そして地球を寒冷化させます


次の言葉も忘れられません。

現在、地球温暖化問題は

政治的な様相を呈している次元に来ており

誤った方向に進んでいます


例えば米国では

太陽と地球温暖化に関する優れた研究が

発表を拒否されるケースが少なくともあり

これは誰かが方針を決めていて

”出すものではない”と

だから発表されない、といった状況なのです


これはその著者にとって不幸なだけでなく

この国や世界中の全てにとっても不幸だと思います

何故ならこれはもう誰もが正直にならなければ

いけない問題だからです

ですからみなさん、正直になりましょう


最後に、ロマンを感じる次の言葉を引用して終わりにします。

この理論は

この地球がもはや

宇宙で孤立しながら回っている

小さな孤島などではない

という事を示しています

私達はこの大きな宇宙の一部であり

そして新しい星の誕生といった

とても長い時間概念でのプロセスの

一部でもあるのです