Kのhimaブログ

暇人が気まぐれに語ります。

ワクチン治験は完了派の言い分とは

前回の記事でも、新型コロナワクチンの治験は完了したのかどうかについて書きましたが、
今回の記事で、もう一度書きます。


前回の記事を書いた後、うろついていたら分かりやすい資料(図)を見つけました。
それが、この画像です。

実はこの画像は、「治験は完了している派」の人が説明に使っている画像です。
しかし、この画像は、「完了している派」だけでなく「完了していない派」の主張をも、よく表していると思います。
(「安全性も有効性も十分に確認済み」という部分だけは納得できませんが。)
論点を整理するのによい画像です。


「完了している派」が言うには、
この画像にあるように、コロナワクチンの治験(第Ⅰ~Ⅲ相試験)は完了していて、
現在行われているのは、製造販売後臨床試験(第Ⅳ相試験)なのだそうです。
事情に詳しい人がそう言うのなら、もしかしたら本当なのかもしれませんね。
しかし、おれは「だから何なの?」と言いたいです。


「完了している派」も「完了していない派」も、
言っていることは実は単純だと思います。


「たった1年でできたワクチンだけど、治験は完了しているんだ。だから安全なんだ」
というのが「完了している派」であり、
「完了していたとして、その治験にどれほどの意味がある?
1年未満しか治験していないことにかわりはないだろう?
それでどうしてもっと先の安全性まで確認できたと言えるんだ?」
と言うのが、おれのような「完了していない派」です。


だから「治験は完了している派」と「完了していない派」よりも、
「安全性は確認できた派」と「確認できていない派」と言ったほうがいいと思います。
どちらも結局言いたいのは、そこですから。


もう一度簡単に言うと、こうです。
安全性は確認できた派:1年未満だが治験は行われ、完了した。だからコロナワクチンは安全だ。
安全性は確認できていない派:治験は1年未満しか行われていない。だからコロナワクチンは安全とは言えない。


おれはもちろん「安全性は確認できていない派」が正しいと思っていますが、
人によっては、そうは思わないかもしれません。そんな方は、
「安全性も有効性も十分に確認済み\(^o^)/」と本当に言えるかどうか、
画像を見ながら考えてみてくださいね。