Kのhimaブログ

暇人が気まぐれに語ります。

虐殺はよくて人道支援はダメか

オーストラリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、イタリア、オランダ、スイス、イギリス、アメリカよ。おかしくないか。



ハマスから攻撃を受けたことを理由に
一般パレスチナ人の虐殺を続けているイスラエルと
それを止めずにいる欧米諸国だが、
それだけではまだ足りないのか。


今度はイスラエルが
パレスチナへの人道支援機関(国連パレスチナ難民救済事業機関=UNRWA)職員に関する疑惑
(ハマスによる攻撃への関与)を言い、
それに応えて欧米諸国はUNRWAへの資金拠出を停止したのだという。


『国連のパレスチナ難民救済機関、資金拠出停止の9カ国に再考求める 職員数人が攻撃関与の疑惑
2024年1月28日』
https://www.bbc.com/japanese/68120850

UNRWAの一部の職員が、ハマスによる昨年10月7日のイスラエル攻撃に関与していたとの指摘を受けて、オーストラリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、イタリア、オランダ、スイス、イギリス、アメリカの9カ国がUNRWAへの資金拠出を停止した。


攻撃関与の情報はイスラエルが公表したもの。


UNRWA職員の攻撃への関与は疑惑(イスラエルが主張)だが、
イスラエルは現に大勢のパレスチナ人を殺し続けているぞ。


『イスラエルに「ジェノサイド」防止の暫定命令、戦闘停止は命じず=国際司法裁判所
2024年1月27日』
https://www.bbc.com/japanese/68115922

国連の国際司法裁判所(ICJ)は26日、イスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザ地区でのジェノサイド(集団虐殺)を防ぐためにあらゆる対策を講じるよう、暫定的に命じた。ただし、戦闘の停止は命じなかった。


この裁判は、イスラエルがガザ地区でジェノサイドを行っているとして、南アフリカが起こしたもの。南アフリカ政府は、判決が決まるまでの間、イスラエルに軍事行動を即時停止させるよう、ICJに求めていた。


……


ICJは今回、この問題について自分たちに裁判管轄権があると判断。1948年のジェノサイド条約にもとづき、訴えはもっともなものだとしたほか、ガザ地区のパレスチナ人が回復不能な損害を被る現実的なリスクがあるとした。


オーストラリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、イタリア、オランダ、スイス、イギリス、アメリカ、
これらの国を動かしているのがまともな人たちだったらイスラエルに、
まずはお前が虐殺をやめよ。UNRWAの疑惑の話はそれからだ。
と言うだろう。


これらの国はイスラエルによる虐殺を支持しているから、そうは言わないだろう。
イスラエルが世界の目の前で虐殺するのを見過ごすだけでは飽き足りず、
人道支援までやめさせて虐殺を後押ししようとしている。



最後にノルウェーの方針を紹介します。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240128/k10014337811000.html

ノルウェー「UNRWAを通じて支援を継続する」


UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関への資金の拠出を一時的に停止すると複数の国が相次いで表明するなか、ノルウェーは支援を継続する方針を示しました。


パレスチナのヨルダン川西岸に事務所を置くノルウェー代表部は、27日、SNSに声明を投稿し「ガザの状況は壊滅的で、UNRWAは最も重要な人道支援組織だ。ノルウェーはUNRWAを通じてパレスチナの人々への支援を継続する。パレスチナへの国際社会からの支援はこれまでにないほど必要とされている」としています。


一方、UNRWAの職員がハマスによるイスラエルへの攻撃に関与した疑いがあることについては「深く憂慮するべきもので、事実であればまったく容認できない」と強調し、UNRWAによる調査の結果を待つとしています。


そのうえで「われわれは、個人が行った可能性があることと、UNRWAが何のためにあるかを区別する必要がある。何万もの職員が、支援物資の配給や人命救助などで重要な役割を担っている」と述べ、ガザ地区などで人道支援にあたるUNRWAへの援助の必要性を訴えました。