ワクチン接種は試験の後にしようね
5月のニュースですが、紹介します。
▼ https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210519-OYT1T50326/ より
【独自】日本人への「ワクチン効果」は?…発症・重症化の予防効果を検証へ
2021/05/20 06:30
厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンの日本人に対する効果を調べる研究を開始した。医療従事者ら1500人を対象に、発症や重症化を予防する効果を検証する。海外での研究で明らかになっている効果を日本人でも確かめ、国民が安心して接種できるようにするのが狙いだ。
研究は来年3月までで、優先接種でファイザー製のワクチンの接種を受けている医療従事者らが参加。本人の希望で、2回の接種を受ける人と、1回も受けない人の2グループに分け、半年間、健康状態を調べる。新型コロナに感染し発症する人の割合や、重症化する人の割合を比較する。
また、採血により、細胞への感染を防ぐ免疫物質「中和抗体」ができる量や持続期間も分析する。
ファイザー製のワクチンは、海外の臨床試験で発症を95%減らす効果が示されている。しかし、日本で行われた臨床試験は、参加人数が少なく、発症予防効果などは検証されていない。
国立感染症研究所も、接種を1回受けた医療従事者を分析したところ、接種から14日以降に感染報告が6割以上減少したとする暫定的な結果をまとめている。
この新型コロナワクチンが「承認」されたのは、2月でした。
なのに効果の研究開始のニュースは「承認」後の5月。
『研究は来年3月まで』。
なのに現在、すでに多くの日本人がそのワクチンを接種済み。
これはいったい、どういうわけなのでしょうか?
(一言で言えば、「特例承認だから」ですかね。)
このニュースには『効果』を検証するとしか書かれていませんが、
本当は「効果と安全性」を検証すると書くべきなのではないでしょうか?
おかしな事が大規模に行われていると感じます。
みなさんはいかがですか?
同じ5月には、次のようなニュースもありました。
▼ https://www.jiji.com/jc/article?k=2021052800879 より
ファイザー製「12歳以上」容認 ワクチン接種年齢、31日引き下げへ―厚労省
2021年05月28日19時04分
厚生労働省は28日、薬事・食品衛生審議会の専門部会を開き、米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの接種対象年齢を現行の16歳以上から12歳以上に引き下げることを提示、容認された。早ければ31日にも正式に引き下げが認められる見通しで、別の審議会での議論を経て、12~15歳も公費負担の対象となる見込み。
専門部会はワクチンの冷蔵保存期間についても、現行の解凍後5日間から1カ月間に延長することを容認した。同省は今後、自治体に延長を周知する。
厚労省によると、ファイザーが実施した海外の臨床試験(治験)で、12~15歳に成人と同じ方法でワクチンを接種しても、有効性や安全性に問題はなかった。国内治験は行われていないが、専門部会は「日本人においても同様と考えてよい」と判断した。
国内で薬事承認されている新型コロナのワクチンは、他に米モデルナと英アストラゼネカ製の2種類があり、接種対象はいずれも18歳以上。米国では既にファイザー製の対象年齢が引き下げられ、今月から12歳以上への接種が始まっている。
『日本人に対する効果を調べる研究を開始した』と言ったばかりなのに、もう接種対象年齢の引き下げを認めてしまっています。
『国内治験は行われていないが、専門部会は「日本人においても同様と考えてよい」と判断した』のだそうです。
なんというデタラメさでしょう。
「受験に備えて」とか言って、受験生に早めの接種を勧めるような動きがあるそうですが、
それで気を利かせたつもりになるのは、とんでもない勘違いなのではないでしょうか。
(受験生以外の子供にまで? 冗談でしょう?)
受験生とその親御さん方には、本当に必要な接種かどうか、今一度よく検討なさるようにお勧めします。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。