Kのhimaブログ

暇人が気まぐれに語ります。

トゲトゲを作り続ける接種者

新型コロナワクチンを接種された人の体内では、
接種後ずいぶんたってからもスパイクたんぱく質が作られ続けている場合があるのだという。


いったい何が起きているのか?



荒川央 博士(分子生物学、免疫学)のnote記事

より。

スパイクタンパクには血管毒性があり、特に血栓の原因となります。コロナワクチンによるスパイクタンパクの生産はワクチン接種後すぐには止まりません。接種後少なくとも4ヶ月以上の長期間にわたってスパイクタンパクを持つエクソソームが血中を循環しているという報告もあります。しかし、もしワクチン接種者がコロナウイルスに感染してしまった場合、ウイルス由来のスパイクタンパクも同時に体内で作られる事になります。では、スパイクタンパクがウイルスではなくワクチンに由来するものと判別するにはどうすれば良いでしょうか。実はコロナウイルスとワクチンのスパイクタンパクには明確に違う箇所が1つあるのです。


コロナウイルスが細胞に感染する際にはウイルスの膜と細胞の膜が融合しますが、この融合を媒介するのがスパイクタンパクです。細胞膜の融合を促進する糖タンパク質はフソゲンと呼ばれ、スパイクタンパクはコロナウイルスのフソゲンでもあります。2つの膜を融合する際に、スパイクタンパクは構造上のヒンジの部分で大きく折れ曲ります。ファイザーやモデルナのコロナワクチンのスパイクタンパクは、このヒンジの箇所のアミノ酸が折れ曲がれないアミノ酸に置換されたものです。いわば、コロナウイルスのスパイクタンパクは「折れ曲がるトゲトゲ」であり、コロナワクチンのスパイクタンパクは「折れ曲がれないトゲトゲ」です。武漢型のコロナウイルスとコロナワクチンのスパイクタンパクの違いはヒンジの部分の2アミノ酸だけです。


つまり、ワクチン由来のスパイクタンパクを検出するにはヒンジの部分を厳密に識別する必要があります。Brognaらは質量分析の手法を用いて接種者の血中のワクチン由来のスパイクタンパクを特異的に検出しました。ワクチン由来のスパイクタンパクは接種者の50%から長期に渡って検出され、検出期間は69〜187日に及びました。


……


結果、mRNAコロナワクチン接種者の半数で、接種後2〜6ヶ月という長い期間に渡ってスパイクタンパクが血中を循環している事が判明しました。では、これほど長期間に渡りスパイクタンパクが維持される分子メカニズムとは一体どういったものでしょうか。スパイクタンパクは抗体を作るための抗原ですが、体内では常時免疫系によって攻撃され、消費されます。そのため、スパイクタンパクの量が長期間維持されるためには常時どこかで作り続けられているはずです。著者はその分子メカニズムに対して3つの仮説を立てています。


仮説1) mRNAがDNAに逆転写され、DNAからmRNAが再転写されている。

仮説2) シュードウリジンRNAが長期間安定に維持されている。

仮説3) mRNAを含むナノ粒子が細菌に取り込まれている。



さて、ここから先は私自身の考察となります。まず、著者の仮説のうち仮説3についてですが、バクテリアとヒトではそもそもタンパク翻訳のためのコドン表が異なりますので、バクテリアはヒトのmRNAからは適切なタンパクを作れません。そのため、バクテリアにもよりますが一般論として仮説3は無理があります。次に仮説2についてですが、シュードウリジン化RNAは免疫系の監視機構をすり抜けるために安定ですが、とは言え半年も細胞内で維持され得るものでしょうか? 最後に、仮説1については逆転写の可能性自体は否定できません。しかし、コロナワクチンを汚染しているDNAの存在が確認された以上、逆転写によってDNAが作られるよりもワクチンを汚染しているDNAそのものが原因である可能性を考える必要があるでしょう。


この論文では触れられていませんが、私は4つ目の仮説として、ワクチンを汚染しているDNAがゲノムに組み込まれ、そこからスパイクタンパクを合成している可能性を考えます。また、これらの仮説はどれか1つだけが正しく他が間違いとは限りません。それぞれの接種者で異なった作用機序が組み合わさって起こる可能性もあります。いずれにせよ、培養細胞レベルの実験とは異なり、人体内のゲノムに組み込まれたDNAを取り除くのは現時点の技術では不可能です。そうしたDNAを取り除くためには、DNAがゲノムに組み込まれた細胞ごと殺傷するしかありません。


LNP/mRNA製剤のコンセプトでは、設計図である遺伝子を細胞に導入し、細胞を薬品工場として利用します。しかし、抗原生産を止めるスイッチは存在しません。免疫系は、異物が体内に投入された時点でその異物との戦いを余儀なくされます。スパイクタンパクを産生するようになった自己細胞を免疫系が攻撃し、破壊する現象が抗体依存性自己攻撃、T細胞依存性自己攻撃です。免疫系による自己細胞への攻撃は人体にとって致命傷となる場合もありますが、そうした現象ですら汚染DNAをゲノムに取り込んだ細胞の排除に必要なものです。……


ワクチン接種後長期間スパイクタンパクを発現する様々な原因の一つが汚染DNAであるとすれば、汚染DNAのゲノムへの取り込みは広範に起こっている可能性があります。基本的には免疫系による排除によって、そうした細胞の大半は除かれます。しかし、その排除機能も完全ではありません。そして、スパイクタンパク全長ではなく、短いDNA断片の取り込みによる遺伝子破壊はそうした免疫系の監視機構からも免れて、そのまま残ってしまう事になります。こういった事を踏まえ、我々は改めて、mRNAワクチンの根本的な欠陥を再認識する必要があるでしょう。


……


コロナウイルスとコロナワクチンそれぞれに由来するスパイクたんぱく質を
「ヒンジ」(ちょうつがい、関節)の違いで見分けるというのは面白い。


しかし、それ自体がこの文章のテーマではないだろう。
テーマは、このワクチンの根本的な欠陥・危険性だ。


抗原がコロナウイルスのスパイクたんぱく質でなかったとしても、
やはりこのやり方のワクチンは危険なのだ。



一部省略して転載しています。
物足りなかった人は元記事全文を読んでください。